世界で一番暑すぎて村人が避難しているというお話

今日は、アフリカのエチオピアという国にある、とても暑くて乾いた村の話をします。この村では、気温が50℃もあって、雨は5年も降っていません。でも、村の人たちは、どうやって暮らしているのでしょうか?私はその秘密を探るために、この村に行ってきました。

まず、日本からエチオピアの首都に飛行機で17時間かかりました。そこから車で7時間半も走って、やっとこの村に着きました。この村の名前はハマデラ村です。ここは世界で一番暑くて大変な場所だと言われています。
私たちは村の人たちに泊めてもらいましたが、部屋にはエアコンもトイレもありませんでした。朝は30℃くらいで涼しかったですが、昼になると45℃以上になりました。洗濯物は15分で乾きました。私たちは暑さに耐えられず、熱中症になってしまいました。

村の人たちはどうやって水を飲んでいるのかと思ったら、冷蔵庫で冷やした水をビニール袋に入れて飲んでいました。実はこの村には発電機があって、電気が使えるんです。でも、電気を使っているのは飲み物や食べ物を冷やす店だけです。それ以外の家では電気を使いません。でも、テレビや携帯電話はみんな持っていました。

村の人たちはどうやってお金を稼いでいるのかと思ったら、塩を掘り出して売っているんです。この村の周りは塩だらけなんですよ。塩を掘り出す仕事は大変でした。50人以上の男性が地面を切り出して塩のブロックを作りました。それからラクダに積んで遠くまで運びました。ラクダに乗って塩を運ぶ人たちは別の民族でした。彼らは4日も歩いてここに来たそうです。塩を掘る人と運ぶ人は仲良くしていますが、塩をめぐって争わないように民族で分けています。

私たちは塩を運ぶ人たちと一緒に歩きましたが、すぐに疲れてしまいました。でも彼らは歌を歌いながら元気に歩きました。60km先の塩の市場に着くと、塩を売ってお金をもらいました。1ブロック20円くらいですが、彼らにとっては大切な収入です。

私は最後に村長さんに会いました。彼はこの村で暮らすことが好きだと言いました。「ここでは自由に生きられます。塩があれば十分です」と言いました。でも彼も暑さには耐えられなくて、夏の間は涼しい場所に行くそうです。この村では夏が来るとみんな出かけてしまいます。

私はこの村で暮らす人たちの強さと優しさに感動しました。暑くて乾いた大地でも、平和に幸せに生きることができるんですね。